九州生産性大学経営講座一覧 > ごあいさつ
ごあいさつ
九州地域経済の更なる生産性向上への貢献
公益財団法人九州生産性本部 会長〔西部ガスホールディングス(株) 代表取締役会長〕 道 永 幸 典 氏

我が国においては、長引く円安や原材料価格の高騰による物価上昇などが、企業活動や家庭生活に
様々な影響を及ぼしています。また、人口減少、少子高齢化などの影響で労働力人口が減少しており、人材確保は企業にとって大きな課題の一つとなっています。
そのような厳しい状況にあるものの、企業は競争力を強化し持続的な成長を遂げていかなければなりません。そのためには、これまで以上にデジタル化やAIの活用等を積極的に進めるとともに、付加価値の増大を軸とした生産性向上に取り組むことが必要であり、その実現には、経営革新・イノベーションに果敢に挑戦できる人材の開発・養成が不可欠となります。
今期で67期目を迎える九州生産性大学は、九州一の実績を誇るマネジメントスクールとして、これ
でに29,800名を超える修了者を輩出し、その多くは、各地域・各企業のリーダーとして様々な分野で活躍されています。
九州生産性大学は、総合的な人材の開発・養成機関として、微力ではございますが、これからも九州地域経済の更なる生産性向上、活性化に貢献してまいりたいと考えています。
皆さまの積極的な本大学へのご参加をお願い申し上げます。
新たな価値を創造するイノベーション人材の養成
九州生産性大学経営講座 理事長〔(株)安川電機 代表取締役会長〕 小笠原 浩 氏

AI、IoT、DXといったテクノロジーの急速な発展は、私たちの社会経済を一変させ、企業を取り巻く環境はかつてないほど複雑かつ不確実なものとなっています。ウクライナ危機やガザ紛争などの地政学的なリスク、サプライチェーンの断絶、急激な物価上昇など、予期せぬ事態が頻発し、日本企業は少子高齢化や人材不足といった構造的な課題にも直面しています。
このようなVUCAと呼ばれる時代において、日本企業がグローバルな競争に勝ち抜き、持続的な成長を実現するためには、変化に対応し、イノベーションを創出できる人材の育成が不可欠です。
67期の本大学は、階層別や経営機能別のコースのほか、データ経営の推進に資するコースなど、全12コース・15教室編成にて開講いたします。
日常業務を離れての長期研修は、新たな知識や体系的な理論の修得に留まらず、異業種の仲間との多様な価値観の交流により、違う視点や考え方などに気づきを得るとともに、柔軟な思考や発想を生み出し、新たな挑戦や変革へのエネルギーともなります。
厳しい時代を生き抜くために、変化を恐れずにイノベーションに挑戦し、未来を拓いていくリーダーの養成に本講座を是非ともご活用いただきたくご案内申し上げます。