北九州地区労使会議 理事会・総会・講演会をオンライン開催
~理事会・総会を初の完全オンラインで開催。
「リーダーに求められる心のマネジメント」をテーマにオンライン講演会も実施~
北九州地区労使会議の理事会・総会・講演会がオンラインで実施された。
関連団体の会合が完全オンラインで実施されたのは、今回が初めてのことである。
冒頭、理事会では加邉代表理事(TOTOUNION 中央執行委員長)進行のもと、議事進行が行われた。なお、オンライン実施の都合上、議事の「承認・非承認」に関しては、Zoomの投票機能を使い実施された。
初めての試みにも関わらず、理事の皆様にはスムーズに回答を頂き、予定のスケジュールにて理事会は終了された。
その後の総会では、福田代表理事(日本製鉄九州製鉄所 労働・購買部長)の開会挨拶を皮切りに、議事進行が進められた。42名の方にご出席頂いた。
総会後の講演会では、「リーダーに求められる心のマネジメント」をテーマに、(一社)認知行動療法研修開発センター理事長の大野裕氏に講演を頂いた。
コロナ禍で多くの方がストレスや不安を抱えている中で、精神的なゆとりを保つために何が効果的なのか。また、「ストレスは敵にも味方にもなる」という言葉の通り、できるだけ“味方”とできるように上手く付き合う方法に関してもお話しを頂いた。
なお、大野先生の講演の中で印象に残ったことは、「デジタルツール」を活用することのメリットであった。コロナ禍ということもあり、人と話すこと・直接現地におもむくことへのハードルが上がっている社会環境の中で、手元のスマホから簡単にやり取りができることは、「対面で話すことのハードルを下げられる」という意味で、利用数も増えており、手軽に利用できる便利なツールだそうだ。
一方で、具体的なアドバイスを文面で示すことが難しいことや、人と話している感覚がないため実感がわかない。などの声もあるため、まだまだベストな方法というのは見いだせていないのが現状であるともお話があった。
とにもかくにも、各人でストレスを発散する方法や、日々の生活の中に楽しみを持つことが何よりも重要だと繰り返されていた。
まだまだコロナと共存する必要がある現代社会で、我々人間がウイルスと上手く付き合っていけるように、日々の生活について改めて考えていきたいと感じた講演会であった。
(事務局:和田、松尾)
2021年8月31日