経営トップ・経営企画・監査 分野一覧 > 【新】「グローバル内部監査基準」入門
(事業活動総合案内 No.3)
★2025年度新規セミナー
「グローバル内部監査基準」入門
~日々の業務改善につながるヒントを探る研修会~
スケジュール等
開催日 |
2025年10月28日(火) 10:00~17:00 |
---|---|
会場 |
九州生産性本部セミナー室 |
講師 |
内部監査品質評価ネットワーク 代表 森田 卓哉 氏 |
対象者 |
内部監査部門の管理者・スタッフ |
参加費(税込) 1名につき |
賛助会員企業 29,700円 未会員企業 41,800円 |
会場設営 | 学校形式 |
詳細案内 | パンフレット(PDF) |
ご案内
多くの内部監査部門の責任者から「『グローバル内部監査基準』を読んだけれど具体的にどう改善すればいいのか分からない」「他社の内部監査の取り組みを聞いても自社には合わない」という声をよく聞きます。実は、『グローバル内部監査基準』は優れた内部監査の考え方や枠組みをまとめたもので、いわば“恐竜の骨格”のようなもの。骨格だけでは、どんな姿をしていたのか、どんなふうに生きていたのかをイメージするのは難しいです。同様に、グローバル内部監査基準だけを読んでも実際の業務にどう取り入れるべきかまではわからないのです。
また、日本の企業では、それぞれの社風や事情に合わせて、独自の内部監査スタイルを築いてきました。100社あれば100通りのやり方があるため、他社の事例がそのまま参考になるとは限りません。一方、海外では監査人が複数の企業を経験しながら、組織の違いを越えて学び合い、共通する「良い実務」を磨いてきました。『グローバル内部監査基準』は、そうした実践に基づいて作られた基準なのです。
この研修では、『グローバル内部監査基準』の逐条解釈や『国際基準』との差異などは取り上げず、その代わり遠くの森にいる恐竜の姿「優れた内部監査実務」をのぞき見て、骨格となる『グローバル内部監査基準』に大胆にアプローチします。具体的には、講師の内部監査人との交流や、多数の日本企業の外部評価経験をもとに、グローバルに評価される「優れた内部監査実務」の中から、日本企業にとって重要な5つのテーマを選び、背景やポイントをわかりやすく解説します。多くの方にご参加いただきますようご案内申し上げます。
講座内容
1.倫理:仕組みで守る内部監査の信頼性
内部監査の「倫理」は、個人の誠実さだけに頼らず、部門全体で守る仕組みを整えることが大切です。
2.経営との連携:トップと足並みをそろえる
社長や取締役会、監査役会などと、内部監査の目的や役割をしっかり共有し、信頼と支援を得ることが重要です。
3.個別監査の進め方:小さなリスクに柔軟対応
1つひとつの監査は、現場ごとのリスクを細かく見ながら、柔軟に進めます。このプロセスで、監査人としての基本的なスキルを身につけます。
4.年間監査の設計:大きな視点で全体を組み立てる
年間監査計画は、全社的なリスクを踏まえて体系的に作成し、実行から報告まで一貫性を持たせます。
5.客観性と独立性:信頼される監査の土台
内部監査部門が組織から独立していることで、監査人が中立・客観的に仕事ができるようになります。これは経営側の理解と協力があってこそ実現します。
質疑応答
この研修で得られること
●抽象的な『グローバル内部監査基準』の内容を、具体的に理解できる
●自社の実務改善に向けたヒントが得られる
●経営に貢献できる内部監査の第一歩を踏み出せる
ご参加いただきたい方
●『グローバル内部監査基準』を読んでもピンとこない方
●自社に合った改善策を模索している方
●内部監査の質を高めたいと考えている方
「グローバル内部監査基準をどう使うか」という視点で、単なる知識ではなく、日々の実務に活かせる“本当の内部監査力”を一緒に磨いていく講座です。
講師紹介
内部監査品質評価ネットワーク
代表
森田 卓哉 氏
三井住友銀行内部監査部門にて国内海外の内部監査実務とマネジメントを経験。公認内部監査人(CIA)資格を取得。内部監査人協会(IIA)のCIAフォーラム研究会で品質評価を研究。2007年、IIAの外部評価チームメンバーとして米国で外部評価の実務を学ぶ。日本内部監査協会において、日本の風土・制度・環境に合わせた『内部監査品質評価ガイド』の発行を進め、IIAの品質評価委員会で承認を得る。品質評価推進室長として、金融、製造、商業、公共機関他、多数の内部監査部門に、グローバルレベルの外部評価を日本の風土・制度・環境に合わせて提供。2019年までの12年間、IIA国際本部の品質評価委員会、専門職課題委員会、金融機関ガイダンス委員会の委員として活動。2019年、内部監査の個人事務所「内部監査品質評価ネットワーク」を設立。
【保有資格】CIA(公認内部監査人)、CISA(公認情報システム監査人)、
CISМ(公認情報セキュリティマネジャー)、システム監査技術者
申込にあたり確認事項
■参加枠のご予約について
参加者が確定していない場合は、確実に参加いただけるよう参加枠の予約を受け付けております。
参加枠予約の有効期間は、開催4週間前までとなっておりますので、それまでに正式申込手続きをお願いします。
■参加者変更を希望される場合
お申し込み後に参加者を変更される場合は、お電話にてご連絡ください。
当方にて申込データを修正いたしますので、再度お申込確定メールに記載の参加証URLを開いていただければ修正された参加証を入手いただけます。
■キャンセルを希望される場合
開催日10日前までは、お申込み確定メールに記載のURLよりWEB上でキャンセル処理が可能です。
開催日10日以内のキャンセルにつきましては、お電話でのみ受け付けます。
なお、お客様のご都合により研修・セミナーお申し込み後にキャンセルされる場合には、以下のキャンセル料を申し受けます。ご返金が発生した際には、払込手数料を差し引いてご返金いたします。
〈キャンセル料〉
(1)開催日前日12:00まで … なし
(2)開催日前日12:00~17:30 … 受講料の50%
(3)開催日前日17:30以降~当日 … 受講料の100%
※前日が土日祝日にあたる場合は、その前営業日が前日となります。
※営業時間(9:00~17:30)以降のご連絡は、翌営業日とみなします。
■中止・延期について
講師の急病や天災・人災などの災害といった不可抗力により、止むを得ずセミナーを中止・延期する場合がございます。その際は、ホームページにてご案内するとともに、セミナー申込連絡担当者の方へ電話もしくはメールにてご連絡いたします。なお、中止の場合、受講料は返金いたしますが、それ以外の補償は行いません。
■受講料のお支払いについて
原則として、開催前日までに銀行振込にてお支払いください。
■同業の方のご参加、プログラムの転用はご遠慮ください。
お問い合せ先
公益財団法人 九州生産性本部 (担当:伊藤)
TEL 092-771-6481