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(事業活動総合案内 No.22)
賃金実務の基礎と改定のポイント
~賃金制度改定の設計と運用のポイントを陥りやすい問題を踏まえて解説~
スケジュール等
開催日 |
2024年11月5日(火) 10:00~17:00 6日(水) 9:30~16:30 |
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会場 | 九州生産性本部セミナー室 福岡市中央区渡辺通2-1-82 電気ビル共創館6階 |
講師 |
九州生産性本部 講師 組織人事コンサルタント MBO実践支援センター パートナー 三宅 敬司 氏 |
対象者 |
経営幹部 総務・人事・労務部門の管理者、担当者 労働組合役員 賃金の基本を学びたい方、賃金の改定を検討中の方 |
参加費(税込) 1名につき |
賛助会員企業 47,300円 会員労組・九労生 40,700円 未会員労組 57,200円 |
携行品 |
自社の個別賃金表(賃金テーブル)、電卓 |
会場設営 |
学校形式 |
詳細案内 |
ご案内
人材獲得競争が激化し、再雇用や定年延長が進む今日、「人材確保」や「社員のモチベーション向上」の観点から、現行の賃金制度の見直しを進める企業が多くあります。
その一方、賃金制度の改定は、ゼロからの制度構築と比べて難易度がはるかに高くなります。自社にとって最適な改定には、経営戦略に基づく方針の明確化に加え、現状分析・制度設計・運用を他の人事施策とともに一体的に進めることが成功の鍵となります。
そこで本セミナーでは、企業で人事部門の責任者を長年務めた経験を持つコンサルタントの三宅敬司氏が、実際に陥りやすい問題を踏まえながら制度改定のポイントについて解説します。また、賃金制度改定の流れをケース演習により模擬体験いただきます。
主な講座内容
・自社賃金の現状分析と診断の方法 ・賃金表のつくり方
・賃金制度改定の基本構想 ・役割業績に基づく成果主義賃金の設計・導入
・資格制度の設計 ・事例ごとの賃金の決め方
・基本給の再設計
講座内容
1.はじめに
(1)今日の企業環境と労働市場
(2)日本の人事賃金制度の変遷と日本企業が抱える賃金制度の現状
(3)賃金制度改定の手順と改定における陥りやすい失敗
2.自社賃金の現状分析と診断の方法
(1)個別賃金、個人別賃金、平均賃金の違いとは?
(2)賃金診断の視点と方法
ケース演習1【A社の賃金の現状を分析し問題点を見つける】
3.賃金制度改定の基本構想~目指すべき賃金体系とは~
(1)賃金の決定基準~経営戦略と人材戦略
(2)個別賃金の考え方と賃金体系の設計
(3)諸手当の位置づけ
(4)定昇制度と賃金体系の再検討
(5)賞与配分の設定
(6)総額人件費の方向性
ケース演習2【A社経営陣の考えに基づき賃金改定の方針を考える】
4.資格制度の設計~職能資格制度の再編・強化の仕方~
(1)職能資格制度のフレーム設計と導入の進め方
(2)職能資格制度再編の要件
(3)職能資格制度と人事管理の運用
ケース演習3【A社の等級制度を見直しする】
5.基本給の再設計~改定の考え方と具体的方法~
(1)基本給要素と構成割合の決定
(2)生活保障賃金の考え方と算定
6.賃金表のつくり方~賃金表の設計と留意点~
(1)年齢給表の設計
(2)職能(仕事)給表の設計
(3)移行シミュレーション~移行時の留意点
ケース演習4【A社の賃金表を改定し、移行シミュレーションを行う
7.役割業績に基づく成果主義賃金の設計・導入
(1)成果主義賃金の成功のポイント
(2)役割業績評価の進め方
(3)賃金決定の仕組み
8.事例ごとの賃金の決め方
(1)60歳以上の社員の賃金
(2)中途採用者の賃金
(3)新卒初任給の引き上げ
(4)契約社員から正社員に登用した場合の賃金
講師紹介
九州生産性本部 講師
組織人事コンサルタント
MBO実践支援センター パートナー
三宅 敬司 氏
1981年広島大学文学部卒業。(株)ベネッセコーポレーション(当時、福武書店)入社。
通信教育部門(進研ゼミ)の担当責任者を経て、1992年に人事部門へ異動。その間、同社の人事教育、福利厚生全般にわたる人事制度を設計し、制度改革・導入を推進する。また人事部門の責任者として、人事労務、社員教育、採用、組織開発全般を統括する。
2005年「三宅社会保険労務士事務所」を開設し、企業、自治体、社会福祉法人、大学に対してオーダーメイドの人事評価、目標管理、人材開発、教育制度の設計から導入までのコンサルティング、及び人事評価・マネジメント・管理職研修の講師、講演活動を展開中。MBO(目標管理)実践支援センターパートナーもつとめる。
申込にあたり確認事項
■参加枠のご予約について
参加者が確定していない場合は、確実に参加いただけるよう参加枠の予約を受け付けております。
参加枠予約の有効期間は、開催4週間前までとなっておりますので、それまでに正式申込手続きをお願いします。
■参加者変更を希望される場合
お申し込み後に参加者を変更される場合は、お電話にてご連絡ください。
当方にて申込データを修正いたしますので、再度お申込確定メールに記載の参加証URLを開いていただければ修正された参加証を入手いただけます。
■キャンセルを希望される場合
開催日10日前までは、お申込み確定メールに記載のURLよりWEB上でキャンセル処理が可能です。
開催日10日以内のキャンセルにつきましては、お電話でのみ受け付けます。
なお、お客様のご都合により研修・セミナーお申し込み後にキャンセルされる場合には、以下のキャンセル料を申し受けます。ご返金が発生した際には、払込手数料を差し引いてご返金いたします。
〈キャンセル料〉
(1)開催日前日12:00まで … なし
(2)開催日前日12:00~17:30 … 受講料の50%
(3)開催日前日17:30以降~当日 … 受講料の100%
※前日が土日祝日にあたる場合は、その前営業日が前日となります。
※営業時間(9:00~17:30)以降のご連絡は、翌営業日とみなします。
■中止・延期について
講師の急病や天災・人災などの災害といった不可抗力により、止むを得ずセミナーを中止・延期する場合がございます。その際は、ホームページにてご案内するとともに、セミナー申込連絡担当者の方へ電話もしくはメールにてご連絡いたします。なお、中止の場合、受講料は返金いたしますが、それ以外の補償は行いません。
■受講料のお支払いについて
原則として、開催前日までにお振込みにてお支払いください。
■同業の方のご参加、プログラムの転用はご遠慮ください。
申込要領
※ご不明な点がありましたら、Q&Aを参照いただくか、電話にてお問合せください。
お問い合せ先
公益財団法人 九州生産性本部 (担当:和田)
TEL 092-771-6481